2012年11月16日

水島合金鉄、新製錬炉に火入れ

 JFEグループの合金鉄メーカー、水島合金鉄(本社=岡山県倉敷市・JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区内)は製鋼副原料のフェロマンガン用新竪型製錬炉(No.2SF炉)が完成、15日に関係者を集め火入れ式を行った。

 従来の炉(No.1SF炉)が寿命を迎えたことから切り替えのため約110億円を投じ、昨年1月から構内の一画、No.1炉の近隣地に建設を進めてきたもの。炉容積はNo.1炉の400立方メートルから450立方メートルに13%拡大、フェロマンガン用のシャフト型製錬炉では世界最大級。フェロマンガンの年産能力は従来の14万トンから15万8000トンにアップした。No.1炉は27年4カ月稼働し10月29日に休止した。

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