2012年11月12日

東京地区の冷薄、供給過剰で弱含み

 冷延鋼板は弱含み。足元の市中価格(ベースサイズ、トン当たり)は7万2000―7万6000円。自動車向けの減少で鉄鋼メーカーの在庫が増加し、店売り市場への供給過多に拍車がかかっている。9月末の薄板3品在庫のうち、冷延は前月比3・5%増と、最も増加率が高い。メーカーの在庫増を反映し、流通業者の販売競争も激しさを増しており、まとまった数量の取引では、トン当たり7万円を切るケースも見受けられる。

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