2012年11月6日

NSSC、12月契Ni系ステンレス冷薄 据え置き検討

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は5日、国内店売り向けニッケル系冷延薄板の12月契約の販売価格を、据え置く方向で検討していると表明した。今月契約分の受注を開始する前の段階で、その先の契約価格に言及することは極めて異例。それだけステンレスを取り巻く事業環境が悪化していることの表れといえるが、今後マーケットでは賛否の声が上がりそうだ。

 アロイ価格(ニッケル価格など)が下がった場合は、ベース価格の引き上げでトータル価格を相殺し、マーケットの先安観を払しょくする狙いがあるとみられる。同社では「アロイリンクの精神を崩す気は毛頭ないが、世界中のメーカーが大幅な赤字となる中で、ステンレスの再生産を継続的に行うため」とした。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社