2012年10月24日

無方向性電磁鋼板、国際価格 底入れへ

 無方向性電磁鋼板(NO)の国際価格に、底入れの兆しが出てきた。中国の電磁鋼板ミル最大手の武漢鋼鉄や鞍山鋼鉄が国内価格の引き上げを表明、宝山鋼鉄や台湾・中国鋼鉄(CSC)も価格は据え置いたものの、市況再構築に向け動き出した。商社筋などによると香港、中国などで湾岸在庫は減少に転じているもよう。

 ただ、今後はエアコンなどの主力需要先の生産が減速する不需要期に入るうえ、ローグレード品は中国・台湾の新興ミルの増強による能力過剰という構造問題を抱えているだけに、市況が本格的な反転に向かうか流動的な面は残るが、今春以来、下落が続いたNO市況もようやく転機を迎えつつある。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社