2012年10月15日

COURSE50、水素の活用技術確立へ 国内で試験高炉建設

 日本鉄鋼連盟、高炉4社と新日鉄住金エンジニアリングが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて進めている環境調和型製鉄プロセス技術開発「COURSE50」は、2013年度からスタートする次の開発ステージ(フェーズ1・ステップ2)において、炉内容積10―15立方メートルの試験高炉を国内に建設し、還元能力の高い水素の吹き込み位置・量・濃度の最適化に向けた実証データを得るとともに、水素を吹き込む羽口およびシャフトの最適位置を検討する計画。

 費用は約80億円を見込み、12年内には建設地の製鉄所を選定し、15年度末での完成を計画している。CO2削減で重要となる鉄鉱石還元での水素活用基礎技術を確立することによって、18年度からスタートする予定の開発最終ステージ「フェーズ2」では100立方メートル規模の試験高炉建設と一貫操業開発につなげ、30年度以降で高炉への実用化を目指していく。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
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