2012年10月9日

中国・国慶節明け、鉄鋼市場の回復不透明

 大型連休の国慶節が明けた今週以降、中国の鉄鋼市場の回復に期待がかかるが、そう明るいものではないようだ。粗鋼生産は8月から漸減。政府の景気対策を受けて鋼材市況が9月に反発し、大手鉄鋼メーカーの宝山鋼鉄が週明け発表の11月価格を上げる可能性が高まっている。だが、需要期ながら実需は増えず、流通や需要家は仕入れを控え、市況の上昇力は弱いまま。反日運動の影響から、日本製鋼材の需要も縮小気味。需給改善は鉄鋼減産が本格化しない限り進まず、市場にはなお不透明感がまとわりついている。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社