2012年9月26日

”在庫増加は構造的問題” 樋渡・小棒懇会長

 全国小棒懇談会の樋渡健治会長(新日本製鉄常務執行役員建材事業部長)は、25日の定例会見で「8月の休会中もなかなか良いパフォーマンスが出ず、近年では在庫数量、在庫率がともに高い。これは一過性の問題というよりも、構造的な問題ととらえるべき。休会中で鉄スクラップ市況が6000円の幅で上昇・下落を繰り返しており、鉄スクラップに過度に依拠したオペレーションは注意が必要。また、電炉メーカーの経営が徐々に厳しくなっており、下期は今の状況を構造問題ととらえて、きっちりした需給感を持って調整していかなければならない」とコメントした。

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