2012年8月31日

中国鋼材市況、最安値を更新 なおも価格下落の様相

 中国の鋼材市況が、過去3年の最安値を更新した。熱延コイル(3ミリ厚)は8月第4週に北京と上海がトン3650元(約4万5630円)と前週比100元下がり、それぞれ7週と8週連続で下落した。前週に落ちがやや緩やかになったが、冷延鋼板と異形棒鋼含め再度下落基調を強めた。9月以降も需要の回復が見込めず、鉄鋼メーカーの値下げが相次いだため。在庫を抱える流通の換金売りが広がり、価格の下落は止まりそうにない。

スポンサーリンク