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2024.10.30
2012年8月20日
新日本製鉄、JFEスチールなど高炉5社の7―9月期の粗鋼生産量は前期比4・9%増の2165万トン程度となる見通しだ。旺盛な自動車鋼材需要が各社の生産を下支えしており、前期の設備トラブルの反動増という側面もあるが、本年度上期(4―9月)は前下期比5・8%増の4220万トン程度となる見込み。中国や韓国の増産によるアジアの供給過剰局面はしばらく続くものの、「資源価格の変動幅が縮小したことでマージン悪化に歯止めがかかりつつある」(高炉役員)ことから、生産増は収益改善に効いてくる。
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