2012年8月15日

12年上期回顧と秋口見通し、関東・普通線材製品

 関東地区の普通線材製品市況は、全体的に弱含みで推移。1―3月にかけては、年度末の公共工事や首都圏を中心とした再開発案件などに関連して荷動きがあり、流通の再販価格も底値が安定していた。一方、新年度以降は需要不振から徐々に弱含み気配が台頭。震災復興需要の遅れも影響した。下期に向けては、復興関連への期待は依然としてあるものの、関東地区に波及してくるのは来年度以降とみられ、市況改善にはまだ時間を要する見込み。

 直近の市中価格は、4ミリの針金がトン当たり19万円、ナマシ鉄線が14万5000円、普通鉄線の規格線が13万7000円、一般用線が12万9000円、丸釘は100ミリ(4インチ)が15万2000円など。

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