2012年5月21日
アセリノックス、バルに製鋼設備導入へ 20年めど立上げ
ステンレス大手、スペイン・アセリノックスのベルナルド・ベラスケスCEOは17日、国際ステンレスフォーラム(ISSF)が開催されている北京で、産業新聞社などの取材に応じ、日新製鋼などとマレーシアで行っている冷延鋼板の合弁事業バル・ステンレスについて「市場動向を見ながら」と前置きした上で、製鋼設備を導入する考えを明らかにした。製鋼導入を明言したのは初めて。2020年ごろの立ち上げを目指すとみられる。
「当社の3拠点(スペイン、南ア、米国)はすべて一貫製造。まずは冷延事業を軌道に乗せた上で、熱延まで手順を踏み、最終的には一貫製造を行いたい」と述べた。
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