2012年5月10日

ステンレスメーカー4社決算 日本冶金が4期ぶり経常黒字

 ステンレス一貫メーカー4社(日新製鋼はステンレス単独)の連結決算が9日、出そろった。経常損益は日本冶金工業を除く3社が多額の在庫評価損を計上し赤字となるなど、原料ニッケルの価格乱高下に翻弄された。単独ベースの販売数量(出荷量)は、超円高下における輸出面での数量減が響き、全社マイナス。

 アジアメーカーが能力増強に走り、SUS304を中心とした汎用品市場のシェア率が高まるなか、国内メーカーは付加価値の高い独自製品頼みで利益を稼ぐ構図が鮮明となった。今期は冶金が経常ベースで前期比10%の増益予想だが、他メーカーは開示をしていない。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社