2012年5月2日

大阪製鉄、製鋼・圧延を高品質化

 大阪製鉄(永広和夫社長)は異形棒鋼の品質向上を図るため、西日本熊本工場の冷却床のうち、矯正床のスパンを拡張する。矯正床を11溝から27溝に増やすとともに、モータのパワーアップを図るもので、作業は今夏の定修期間に実施する。

 また同社は、堺工場の製鋼の高品質化を図るため、2009年から堺工場のビレット連続鋳造設備(ビレットCC)の大幅改造を進めてきたが、3月末で改造の主要工事をほぼ完了した。これにより鋼片品質が向上し、製品自体のさらなる高品質化が可能な体制となった。年内に「電磁撹拌MD多サイズ化」を実施し、すべての作業を終える。

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