2012年4月24日

東京製鉄、5月契 全種据え置き マーケット力強さ欠く

 東京製鉄は23日、5月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を前月比で、全品種据え置くと発表した。全品種据え置きは3月契約以来2カ月ぶりで、厚板に関しては4月契約に続く2カ月連続での据え置きとなる。

 「足元の鋼材需給は改善しつつあるものの、年度末もあって鉄鋼メーカーによる3月の生産量は総じて増加し、連続値上げを行うにはマーケットが力強さに乏しいと判断し、5月契約は全品種を据え置いた」(今村清志・取締役営業本部長)とし、「2012年度の需要は悪くなく、マーケットを見ながら、6月契約以降で値上げを検討していきたい」(同)との認識を明らかにした。

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