2012年4月20日

NSSC、304代替二相ステンレスを開発 溶接性・強度2倍に

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は19日、大入熱溶接が可能なSUS304代替二相ステンレス厚中板「NSSC2120」(21%Cr―2%Ni―N)を世界で初めて開発したと発表した。溶接効率を従来の二相ステンレス比で2倍以上に改善、強度もSU304比で約2倍(0・2%耐力)に高めた。価格はSUS304同等以下に抑え、需要家の素材調達コスト低減に寄与する。

 製造拠点である八幡製造所では、量産に向けた準備を終えサンプル出荷を開始、販売体制を整えた。大型構造物、貯水、食品、薬品タンク類や圧力容器、溶接H型鋼を含めた土木、建築分野など広範囲での使用を見込む。2―3年後をめどに年間1万5000トンの販売量を目指す。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社