中国鉄鋼大手、資源大手と提携加速

　中国鉄鋼大手による海外資源大手との提携が活発化している。中国鉄鋼生産第1位の河北鋼鉄集団は13日、加資源探査大手アルデロン・アイアン・オレ社と協力協定に調印し、埋蔵量10億トンのカミ鉄鉱山を共同で開発する。昨年に武漢鋼鉄が加資源大手2社と提携。宝鋼集団と太原鋼鉄、首鋼が共同で伯ニオブ資源企業に出資した。

　低収益にあえぐ鉄鋼企業は、資源確保を急いでおり、資源側も開発費の抑制と供給先の確保を望む。利益が一致する両者の協力は今後も広がりそうだ。