2012年3月26日

台CSC、国内外で設備増強 高付加価値市場捉える

 台湾の中国鋼鉄(CSC)は、高付加価値製品市場を捉えるために、国内で上・下工程、海外で下工程の設備増強を順次具体化する。グループの中龍鋼鉄の第2高炉が、2012年末から13年初めにかけて稼働を開始。下工程は電磁鋼板ラインを国内の高雄製鉄所に増設するとともに、ベトナムとインドに拠点を新設する。

 中龍の第1高炉を10年2月末に立ち上げ、続いて着工した第2高炉に計画通りに火を入れる。粗鋼年産能力は各約300万トン。不足していた上工程の能力を充足し、鋼材年産2000万トンの効率的な生産体制を築く。

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