岡谷鋼機は、海外事業強化に乗り出す。次期営業年度(2013年2月期)中には、ブラジルに再度現地法人を設立するほか、インドネシア、ベトナム、バングラディシュ、ミャンマー、ドバイなどアジア地区でも強化を図る。若手社員を中心に海外経験を積ませ、戦力化させたい考えだ。
同社の今期(2012年2月期)業績は、東日本大震災からの早期復旧や外需の持ち直しなどもあり、売上高は前の期に比べて0・9%増の6500億円、経常利益は0・7%減の100億円を見込んでいる。売上高は国内が70%、海外が30%といった比率だが、鉄鋼加工部門や液晶テレビ用部品など、海外での伸びが目立ってきた。
こうした中、さらに海外強化に乗り出す方針を固めたもので、南米ブラジルに現地法人設立を目指している。