2012年2月15日

鉄スクラップ市況、東西で上伸3万円台

 国内鉄スクラップ市況が東京、大阪の両地区で上昇した。韓国向け輸出価格の上昇などが要因。東京では昨年12月以来で約2カ月ぶり、大阪では2週連続の上昇となり、ともに指標品のH2電炉買値が、中心値で再びトン3万円台に乗せた。

 新規輸出商談ではFOBトン3万2000円前後の攻防となっているが、「東西とも輸出の船積みなどで、H2を中心に需給が引き締まっている。高値寄りの展開が続くのでは」(流通筋)とみる向きもある。

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