2012年2月7日

NSSC、Ni系鋼板1万円上げ 原料高映す

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は6日、国内店売り向けのニッケル系冷延薄板と厚中板の2月契約価格について、前月比トン1万円引き上げると発表した。原料ニッケルの1月平均価格が12月比で上昇したため。値上げは昨年5月契約(薄板は出荷価格)以来。国内外でステンレス市況が底打ちとなり、国内流通の荷動きも活発さが戻りつつある。

 LMEニッケル価格は3日現在、終値でポンド9・62ドルと前月から上昇基調にあり、この基調が続けば、来月も1万円程度の値上げとなる可能性が高い。クロム系冷薄価格は据え置く。

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