2011年12月26日

神戸製鋼、エネ向け厚板が好調

 神戸製鋼所は、2011年度の厚板販売量が、前年度比約3%増の150万トンになる見通し。ラインパイプやタンク・圧力容器などエネルギー関連向け鋼材が好調で、特に10年度から再参入したラインパイプ用の原板供給は、上期ベースで対前年度3倍以上の伸びを示す。

 タンク・圧力容器などエネルギー関連の多くは、熱処理必須材であるため、来年末をめどに加古川製鉄所の厚板熱処理炉を1基から2基体制にし、エネルギー関連向けの構成比を現在の5%から10%超に引き上げる。また、06年に開発した原油タンカー用の耐腐食厚鋼板など、今後もハイグレードな厚板の拡販に注力する。

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