2011年12月5日

高炉各社、主原料値下げ決着 1―3月

 高炉大手各社の来年1―3月の原料炭調達価格は10―12月比17―18%の下げで決着する見通しだ。鉄鉱石は14%弱下がる。ともに3四半期連続の下げ。ただ、鉄鉱石、原料炭いずれも前年同期を上回る水準に高止まりするうえ、実際の原料消費ベースでコストの低下は限定的になる。

 タイの洪水の影響などで高炉各社は減産に入っており、旧価格の積み残しが通常以上にあるため、1―3月中に値下げ後の原料を消費する比重は限られる。主原料の値決めが年度から四半期ごとに移行した昨年4月以降最大の値下げ実現も、鋼材の値下げ余地は乏しそうだ。

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九州現地印刷を開始

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