2011年11月17日

東京地区のNi系ステン冷薄、実需低迷で弱基調

 ニッケル系ステンレス冷延薄板は弱基調。原料価格が弱含み、実需が低迷する中で、市中のムードは重苦しい。日新製鋼・日金工の統合発表があり、歓迎ムードであるものの、「市況下落の歯止め要因にはならない」(大手流通)との声。ただ、流通に入る注文自体が少ないため、大きく値下がりしていない。足元、SUS304ベースサイズはトン30―31万円どころだが、輸入材との兼ね合いもあり、一部スポットでは30万円を切る取引も散見される。

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