2011年10月27日

中国鋼材市況が続落 鉄鋼増産が響く

 中国の鋼材市況が続落した。需要が伸び悩む一方で10月上旬の粗鋼生産が9月平均を上回り、市中在庫が増加している。伯資源大手ヴァーレが10―12月の鉄鉱石契約価格の引き下げを、鉄鋼メーカーに伝えたことも拍車を掛けた。

 市況急落によって早期の底打ち、反発の期待も生じるが、鉄鋼増産が市況を下押し続ける。洪水で経済が停滞しているタイへの鋼材輸出が減る可能性があり、中国国内だけでなく、アジア全体の需給が緩む懸念が広がっている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社