2011年10月17日

東京地区の構造用鋼、流通 なお高唱え

 構造用鋼は横ばい。流通業者による再販価格の引き上げによって、市中ではトン5000円程度の値上げが浸透し、落ち着いた荷動きとなっている。トータルで1万円の引き上げを目指すが、鉄スクラップ価格が下落するなど、直近の原料価格の市況が弱いため完全浸透には程遠いようだ。ただ、これまで値上げできていなかった分の是正価格として1万円程度の値上げが通った例もあり、流通では引き続き価格転嫁を進めたい考え。機械構造用炭素鋼(SC、丸鋼)はトン13万5000円、クロム・モリブデン鋼(SCM、丸鋼)が同16万円どころ。

スポンサーリンク