2011年10月17日

東京地区の構造用鋼、流通 なお高唱え

 構造用鋼は横ばい。流通業者による再販価格の引き上げによって、市中ではトン5000円程度の値上げが浸透し、落ち着いた荷動きとなっている。トータルで1万円の引き上げを目指すが、鉄スクラップ価格が下落するなど、直近の原料価格の市況が弱いため完全浸透には程遠いようだ。ただ、これまで値上げできていなかった分の是正価格として1万円程度の値上げが通った例もあり、流通では引き続き価格転嫁を進めたい考え。機械構造用炭素鋼(SC、丸鋼)はトン13万5000円、クロム・モリブデン鋼(SCM、丸鋼)が同16万円どころ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社