2011年10月14日

POSCO、ステンレス粗鋼の年産能力1割増

 韓国のPOSCOは、来年をめどにステンレス粗鋼年産能力を330万トン程度と、1割程度高める方針だ。既存設備の生産性を高めることで、追加的な増産余地を確保し、熱延以下の工程とバランスさせる。一連の冷延設備の増強とともに、当面の能力確保が一段落する。

 ステンレス市場が低調な中で、実際の生産は需要を見極めて慎重に対応する考えだが、世界トップを目指して競争力を高めるとともに、将来の需要拡大をにらんで余力を確保する考えだ。

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