2011年9月29日

ベトナム、異形棒需要に回復兆し

 急減していたベトナムの異形棒鋼の需要に、回復の兆しが見えてきた。政府の金融引き締めや外国直接投資の急減によって中断していた建設プロジェクトが、9月に政府が貸出金利を引き下げたことで徐々に動き出している。上期に比べ20%程度減少していた異形棒鋼メーカーの生産もわずかに回復し始め、メーカーは製品値上げと併せて、採算改善に取り組んでいる。ただ、国際経済は不安定さを増しており、海外の景気動向と政府の金融政策が、鉄鋼需要を左右する構図が続きそうだ。

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