2011年9月6日

JFE、ホットコイル輸出商談 50ドル値上げ

 JFEスチールは9―10月積みのホットコイル輸出商談で、トン当たり現行比50ドルの値上げを行う方針を固め、需要家と交渉を開始した。主に東南アジアや中国向けのスポット分が対象になる。

 アジア各国の金利上昇を含めたインフレ対策などの影響もあって、アジア薄板市場に不安定な面があることは否めないが、ここにきて需給双方で環境整備が進んできている。数量については「巡航速度」(熱延鋼板輸出部)に比べ15―20%抑制する構えで、価格重視の姿勢を鮮明し、市況の上昇トレンドを確かなものにしたいとしている。

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