2011年8月30日

高炉、薄板の輸出価格引上げ

 東アジアの薄板市況が緩やかながら底離れしてきたことで、国内高炉メーカーも薄板の輸出価格の引き上げに動き出した。

 原料価格が高止まりしているうえ、1ドル=70円台という記録的な円高などなお構造的な逆風は続いているが、現状に比べホットコイルで50ドル程度の値上げオファーで商談を開始。東南アジアな一部需要家からは10月積みで30ドル程度の値上げビッドもみられるという。欧州や中国経済の先行き不透明から、市況上昇が本格化するかは流動的だが、高炉筋では「数量を抑制」(高炉メーカー輸出関係者)し、価格重視の姿勢を取る構えだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社