2011年8月16日

関西地区のNi系ステン冷薄、原料下落 再び先安観

 上半期の関西地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況は、前半は原料高を背景としたステンレスメーカーの製品値上げを受けて、流通筋も再販価格への転嫁に注力していた。

 しかし、その後ニッケル価格が下落傾向となったことや急激な円高の進行、東日本大震災後の影響などを受け、市中価格は7月に若干の下落を至現。さらにニッケル価格が世界同時株安の動きと連動して乱高下していることで、再度の先安感の台頭による買い控え懸念も出てきており、秋以降には需要の回復が期待されていたニッケル系ステンレスにとって、先行きの動向は不透明な状態となってきている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社