2011年8月12日

関東地区の薄板、値上げ環境整わず

 関東地区の薄板市況は底ばい商状。需要低迷と在庫過剰で好転の兆しが見られないまま、旧盆入りとなった。6月末時点で420万トンの薄板3品在庫が適正水準とされる340万―350万トンまで圧縮されるまでには相当な時間がかかるとみられる。関係者は東京製鉄の9月販売価格に注目しているが、直近では立て続けに鉄スクラップ買値をトン当たり500円引き下げていることから、早くも値下げとの観測が広がっており、薄板市況の底割れも懸念されている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社