2011年8月10日

普通鋼電炉の損益改善 4―6月

 普通鋼電炉メーカー上場12社の2011年4―6月期決算が9日に出そろった。前年同期比で、鉄スクラップ価格(H2ベース)が若干上昇し、これを踏まえた形で採算悪化を回避するための値戻し機運が高まった。異形棒鋼など販売数量も一部品種で増加した。

 その結果、主力の形鋼で値戻し転嫁が難航した大阪製鉄を除く11社の経常損益が改善し、田原工場の操業がアップした東京製鉄が8四半期ぶり、東京鉄鋼は前年同期の赤字から、それぞれ黒字転換した。朝日工業と北越メタルは黒字転換は果たせなかったが、損失幅は縮小している。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社