2011年8月10日

日鉄商事、貿易部門扱い5割増 アジア加工拠点を拡充

 日鉄商事は、検討準備中の2012年度からの新中期計画で、貿易部門の年間鉄鋼取扱量を10年度の360万トン(半製品・鋼材合計)から5割近く増やす構想だ。

 海外拠点を拡充し、中国での総合物流加工拠点新設やインドネシアでの加工・サービス事業、インドでのコイルセンター新設など、具体的な計画に今後着手する。市場の特性に合わせた加工・販売拠点を展開し、顧客を開拓する。日系に加え、非日系向けの輸出や現地鋼材を扱うことで、市場への浸透力を高め、事業の成長につなげる構えだ。

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