2011年7月28日

海外鉄鋼大手、戦略拠点に東南アジア

 海外大手鉄鋼メーカーが東南アジアの地場メーカーとの提携に乗り出している。マレーシアの民間最大手ライオン・グループが進める事業再構築に中国の宝鋼集団と台湾の中国鋼鉄(CSC)が参画を検討。タイのGスチールをアルセロール・ミッタルが傘下に収め、インドネシアのクラカタウ・スチールとPOSCOが合弁高炉を建設し、日本高炉も地場ミルへの出資を増やした。

 需要の拡大が続き、中国やインドに近い東南アジアの戦略的重要度は増しており、他社に先行して提携先を確保する動きが強まりそうだ。

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