2011年6月9日
NSSC、光でレアメタル回収 新溶融炉50億円投資
新日鉄住金ステンレス(NSSC)は8日、光製造所にステンレス製造工程で生じる副生物からクロム、ニッケルなどのレアメタルを回収する設備を導入すると発表した。投資額は約50億円で、来年9月に稼働する。
溶融炉を新設し、既設の回転炉床式還元炉(RHF)と組み合わせて年間1000トン強のレアメタルを回収、リサイクル量を拡大する。溶融炉とRHFの組み合わせによる回収工程は国内初。有価金属の回収では、ほぼ100%の回収率となる。経済産業省の「レアアース等利用産業等設備導入計画」の補助金を一部活用する。
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