2011年6月6日

日本冶金、川崎・大江山に積極投資

 日本冶金工業は2013年度までに、28億円のコスト削減を実施し、川崎製造所での上工程の能力増強投資に30億円を投資する。ニッケル含有比率30%以上の高機能材製造のため、熱延能力を引き上げ広幅材への対応を急ぐ。

 大江山製造所では、フェロニッケル増産のためのロータリーキルンを1基増設し、ニッケル鉱石からキルン投入までの前工程を改造するなどで50億円を投じる計画。グローバル市場で高機能材を拡販するために、生産販売と原料の2つの新システムを来年2月までに立ち上げ、13年度までに総額230億円を投じ、連結ベースで経常利益40億円を目指す。

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