2011年5月11日

ステンレス一貫4社、前期3社が経常黒字

 日本冶金工業は10日、2011年3月期連結決算を発表し、ステンレス一貫メーカー4社(日新製鋼はステンレス単独)の連結決算がまとまった。日本冶金を除く3社が経常黒字となったが、最終損益では繰り延べ税金資産の取り崩しを余儀なくされた新日鉄住金ステンレス(NSSC)と日本冶金の専業2社が、100億円を超える赤字となった。今期予想は4社中3社が見送るなど、原料の価格動向を含めてステンレスを取り巻く環境の不透明感が強まっている。

 東アジアでは韓国、中国メーカーの製造能力が拡大の一途をたどり、国内メーカーの輸出面での採算はより厳しさを増す。国内需要が縮小する中、いかに競争力のある製品で収益力を高められるかが課題となる。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社