2011年4月12日

薄板市況、東京で熱延・酸洗上伸

 東京地区の薄板市況は先週までに熱延鋼板、酸洗鋼板がトン当たり2000―3000円方上伸した。

 中板は9カ月ぶりに7万円台を回復。高炉メーカーが今月出荷相当分から値上げを実施することを受け、流通業者が売り腰を引き締める中、東日本大震災の復興に向けた建築・土木資材の需要が急増。短納期対応を求められる案件が多く、在庫がわずかだった熱延品種を中心に、コイルやカットシートの特定サイズの現物不足が顕在化している。足元の市中価格(ベースサイズ、トン当たり)は熱延鋼板(中板)が6万8000―7万円、酸洗鋼板が7万6000―7万8000円。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社