2011年4月4日

仙台港隣接工業地域 停電で復旧進まず

 東日本大震災では仙台、石巻の宮城県沿岸部が津波による被害を受け、東北スチール、JFE条鋼仙台製造所、伊藤製鉄所石巻工場が被災し、現在、復旧作業が進められているが、港湾に隣接するこれら工業地域は、電力供給が停止したままで、重機などの使用が制限され、作業の進展を妨げている。仙台港近隣の工業地域は、津波により変電所が被災、さらに高圧線網も鉄塔が傾斜するなどして、送電は遮断されたままだ。

 東北電力では早期に鉄塔などを撤去、新設するなど対応を急ぐ方針だが、被害は甚大で電力供給が通常ベースに戻るには時間を要するものとみられ、工業地域の復興も困難を極めそうだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社