2011年3月18日

鉄鋼各社、強い危機感=円、戦後最高値を更新

 17日早朝の為替相場で円が急騰、一時、1ドル=76円台となり、1995年4月に記録した79円75銭を超え、約16年ぶりに戦後最高値を更新した。

 東日本大震災、輪番停電、福島原発の放射能問題などの混乱によって、自動車、電機をはじめ国内の経済活動が減速する中での急速な円高は、復興に向け動きだしたばかりの日本経済に、冷や水を浴びせた格好だ。鉄鋼業にとっても、国内需要の低迷を輸出でカバーする構造になっているだけに、輸出採算の悪化、今後の商談の状況によっては、販売数量減少・生産計画の見直しなどにつながる可能性が高く、高炉・電炉など鉄鋼メーカーは危機感を強めている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社