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2024.10.30
2011年3月16日
▽新日鉄住金ステンレス(NSSC)=生産・出荷を停止している鹿島製造所(茨城県鹿嶋市)について、他の製造所での代替生産・出荷を検討している。主力鋼種であるクロム系ステンレス薄板の生産を一時的に光製造所(山口県光市)などに移管するとみられる。
クロム系ステンレス薄板の需給がひっ迫した2007年2月にも、光製造所で月2000―3000トン程度の生産を行った実績がある。当時はクロム系薄板の引き合いが予想を超えていたため生産の一部を移管、鹿島との相互補完でクロム系冷薄生産を強化した。
▽東京製鉄=宇都宮工場が被災。協力会社の従業員1人が軽傷を負ったが、同社従業員に負傷者はなく、人的災害は軽微で、火災も発生していない。今後は東京電力からの電力調整要請を踏まえ、18日まで操業を停止し、製造設備の損害状況など確認作業を進める。
▽中山製鋼所=石巻の鋼材中継所で製品などの被害が発生。また、連結子会社の中山通商仙台支店の倉庫、三星商事の石巻営業所の事務所・倉庫も被災し、製品などに被害。
▽神戸製鋼所=溶接材料などを生産する藤沢事業所(神奈川県藤沢市)は、設備点検で問題なく、14日から操業を開始した。
▽東洋鋼鈑=東北、関東地方の一部物流倉庫で製品が損傷するなどの被害。被災状況については14日現在調査中。
▽モリ工業=グループ従業員の無事確認。茨城工場(常総市)グループ会社の関東モリ工業(埼玉県狭山市)など工場の建物、機械装置類に重大な損傷なし。現在点検作業を進め、一部製造設備は停止中。点検終了後は電力事情、交通事情を考慮しながら順次正常化する予定。
▽NSユナイテッド海運=用船している石炭運搬船が相馬港で揚荷役中に津波の影響を受け、船体が損傷した。2006年建造で、シンガポール船籍のパインウェーブは載貨重量8万8279トン。フィリピン国籍の乗務員21人は全員無事で、船外に漏油は確認されていない。相馬港沖で投錨し、今後の対応は検討中としている。
▽エフエムレーリング=岩手工場(岩手県北上市村﨑野)は、ガラス破損はあったが、設備に支障なし。社員とも連絡がとれており、業務上不具合はなし。念のため工場は閉鎖している。
▽ヒロセ=仙台工場は津波被害にあったものの、関係者の安否は全員確認済み。日曜朝の時点で、水位は60センチ程度まで低下。クレーンの電気制御板が壊れるなど設備の稼働は不可能な状況で、資材の崩れもひどい。浦安はヤード通路にひび割れが発生したが、入出庫体制に問題なし。資材出荷に関しては、一部ゼネコンから応急出荷の問い合わせあり。
▽ジェコス=仙台工場は津波被害はなし。ヤードの操業状況などは不明。社員の安否は確認済み。
▽丸紅建材リース=仙台ヤードは津波が直撃し、安否確認は取れていない。ヤードは全壊に近いもようだが、詳細は不明。茨城、青森の各拠点では資材の荷崩れが起こった。
▽丸藤シートパイル=仙台ヤードは、安否確認は全員取れている。津波の影響で、ヤード内は浸水している。
▽エムオーテック=仙台工場の詳しい状況は不明だが、安否確認は取れている。
▽冨士シャフト=人的被害なし。各設備の配管などが損傷。薬品、油類の入手難などから操業は検討中。
▽鶴見鋼管(本社=福島県いわき市)=人的被害なし。生産設備は大きな被害なし。
▽JFE鋼板=14日現在、関係会社含め人的被害のないことを確認。東日本製造所千葉地区、京浜地区では設備点検と節電に最大限協力する趣旨から、基本的に全ラインを停止している。関係会社JFE日建板の東北工場は詳細を確認中。
▽栗本鉄工所=グループの東北、関東地方の事業所、生産拠点に重大な人的被害なし。関東物流センター(千葉県市川市)、東北支店(仙台市)、仙台工場(宮城県黒川郡)、グループの山本製作所本社工場(宮城県黒川郡)は、建物や設備、製品の損傷被害に加え、停電、断水のため操業を一時停止。
▽新家工業=千葉工場(千葉県印旛郡酒々井町)の倉庫内製品に一部被害。生産に重大な被害なく、必要に応じて関西工場で代替生産を行う予定。
▽特殊電極=東北、日立、鹿島、宇都宮の各営業所で設備破損を確認し、一部の設備復旧には時間を要する可能性あり。ライフラインや交通、物流の状況で、他の一部事業所の営業活動にも支障。
▽フルサト工業=東北および関東圏内の一部営業所や事業所で、什器備品の倒壊、生産設備が損傷。重大な影響を及ぼす被害は14日時点で確認されていない。
▽アマテイ=グループの東北、関東地区の生産工場、事業所では重大な人的災害なし。連結子会社ナテックの岩手工場で建物、設備が一部損壊し、操業停止中。地震対策本部を発足し、情報収集や安全確保の対策を進める。
▽高周波熱錬=グループで人的被害なし。いわき工場(福島県いわき市)など各地工場、グループ会社でも15日現在大きな被害はなし。
▽小林産業=東北支店(宮城県岩沼市)、東京支店(千葉県浦安市)で重大な被害。人的災害は今のところなし。事業所の設備や在庫等の被害状況は現在調査中。
▽ホッカンホールディングス=グループの一部事業所で、建物、製造設備が損傷。早期完全復旧に向け取り組み中。
▽新東工業=従業員の人的被害なし。グループ会社の新東Sプレシジョン(神奈川県厚木市)で、建物の一部損傷を確認するも、生産に重大な影響なし。
▽駒井ハルテック=連結子会社の東北鉄骨橋梁・岩沼工場(宮城県)で一部従業員の安否不明となっているほか、建物や生産設備が冠水。12日に震災対策本部を設置し、現在調査中。
▽シンニッタン=従業員の人的被害なし。高萩工場(茨城県高萩市)は津波の直接被害なし。14日に電気が通電し、操業再開に向け総点検中。
▽日鉄鉱業=グループで人的被害なし。尻屋鉱業所(青森県下北郡東通村)は、設備に被害はないが、電力不足で一部操業停止。釜石鉱山(岩手県釜石市)は、設備に被害が出て、操業停止。八茎砕石(福島県いわき市)は、設備に被害はないが、操業停止中。
▽佐藤商事=被災地でのグループ従業員への人的被害なし。グループ会社が保有する事務所や倉庫、その他設備の一部で軽微な損壊が発生したが、重大な影響を及ぼす被害はなし。
▽岡部=東北地方大平洋沖地震による影響について、人的被害はなく、また、同社グループの生産・物流拠点、その他の施設においても、被害は軽微。
▽日鉄住金建材=仙台製造所の生産設備の被害状況などについて、すでに調査活動を開始、今後復旧活動に全力を挙げて取り組み、広畑製造所による代替生産を行うなど、最大限努力すると発表した。当日出勤していた従業員については、無事を確認しており、現在はその他の従業員および従業員の家族について安否を確認中。同社とグループ会社は、地域・行政と一体となり、地域復興に最大限努力していく。
▽日本工作機械工業会=東北・中越地域の工作機械事業所19カ所の被害状況は、人的被害(ケガ)1件、工場建屋の損壊(軽微なものを含む)6件、設備機械への直接的被害1件。「特段の異常なし」が12件と、大きな被害はなかったとした。
ユーザーからは、揺れに起因した設備機械のズレを修正する「レベル出し」への協力要請が各メーカーに多数寄せられている。各社で電話による聞き取り調査なども実施しているという。
▽北海道板金工業組合=各支部の被害状況は、担当者が不在だった稚内を除いた全支部で被害なし。全日本板金工業組合連合会の勝又貞治理事長(勝又金属工業社長、本社=青森市)の無事も確認できている。
クロム系ステンレス薄板の需給がひっ迫した2007年2月にも、光製造所で月2000―3000トン程度の生産を行った実績がある。当時はクロム系薄板の引き合いが予想を超えていたため生産の一部を移管、鹿島との相互補完でクロム系冷薄生産を強化した。
▽東京製鉄=宇都宮工場が被災。協力会社の従業員1人が軽傷を負ったが、同社従業員に負傷者はなく、人的災害は軽微で、火災も発生していない。今後は東京電力からの電力調整要請を踏まえ、18日まで操業を停止し、製造設備の損害状況など確認作業を進める。
▽中山製鋼所=石巻の鋼材中継所で製品などの被害が発生。また、連結子会社の中山通商仙台支店の倉庫、三星商事の石巻営業所の事務所・倉庫も被災し、製品などに被害。
▽神戸製鋼所=溶接材料などを生産する藤沢事業所(神奈川県藤沢市)は、設備点検で問題なく、14日から操業を開始した。
▽東洋鋼鈑=東北、関東地方の一部物流倉庫で製品が損傷するなどの被害。被災状況については14日現在調査中。
▽モリ工業=グループ従業員の無事確認。茨城工場(常総市)グループ会社の関東モリ工業(埼玉県狭山市)など工場の建物、機械装置類に重大な損傷なし。現在点検作業を進め、一部製造設備は停止中。点検終了後は電力事情、交通事情を考慮しながら順次正常化する予定。
▽NSユナイテッド海運=用船している石炭運搬船が相馬港で揚荷役中に津波の影響を受け、船体が損傷した。2006年建造で、シンガポール船籍のパインウェーブは載貨重量8万8279トン。フィリピン国籍の乗務員21人は全員無事で、船外に漏油は確認されていない。相馬港沖で投錨し、今後の対応は検討中としている。
▽エフエムレーリング=岩手工場(岩手県北上市村﨑野)は、ガラス破損はあったが、設備に支障なし。社員とも連絡がとれており、業務上不具合はなし。念のため工場は閉鎖している。
▽ヒロセ=仙台工場は津波被害にあったものの、関係者の安否は全員確認済み。日曜朝の時点で、水位は60センチ程度まで低下。クレーンの電気制御板が壊れるなど設備の稼働は不可能な状況で、資材の崩れもひどい。浦安はヤード通路にひび割れが発生したが、入出庫体制に問題なし。資材出荷に関しては、一部ゼネコンから応急出荷の問い合わせあり。
▽ジェコス=仙台工場は津波被害はなし。ヤードの操業状況などは不明。社員の安否は確認済み。
▽丸紅建材リース=仙台ヤードは津波が直撃し、安否確認は取れていない。ヤードは全壊に近いもようだが、詳細は不明。茨城、青森の各拠点では資材の荷崩れが起こった。
▽丸藤シートパイル=仙台ヤードは、安否確認は全員取れている。津波の影響で、ヤード内は浸水している。
▽エムオーテック=仙台工場の詳しい状況は不明だが、安否確認は取れている。
▽冨士シャフト=人的被害なし。各設備の配管などが損傷。薬品、油類の入手難などから操業は検討中。
▽鶴見鋼管(本社=福島県いわき市)=人的被害なし。生産設備は大きな被害なし。
▽JFE鋼板=14日現在、関係会社含め人的被害のないことを確認。東日本製造所千葉地区、京浜地区では設備点検と節電に最大限協力する趣旨から、基本的に全ラインを停止している。関係会社JFE日建板の東北工場は詳細を確認中。
▽栗本鉄工所=グループの東北、関東地方の事業所、生産拠点に重大な人的被害なし。関東物流センター(千葉県市川市)、東北支店(仙台市)、仙台工場(宮城県黒川郡)、グループの山本製作所本社工場(宮城県黒川郡)は、建物や設備、製品の損傷被害に加え、停電、断水のため操業を一時停止。
▽新家工業=千葉工場(千葉県印旛郡酒々井町)の倉庫内製品に一部被害。生産に重大な被害なく、必要に応じて関西工場で代替生産を行う予定。
▽特殊電極=東北、日立、鹿島、宇都宮の各営業所で設備破損を確認し、一部の設備復旧には時間を要する可能性あり。ライフラインや交通、物流の状況で、他の一部事業所の営業活動にも支障。
▽フルサト工業=東北および関東圏内の一部営業所や事業所で、什器備品の倒壊、生産設備が損傷。重大な影響を及ぼす被害は14日時点で確認されていない。
▽アマテイ=グループの東北、関東地区の生産工場、事業所では重大な人的災害なし。連結子会社ナテックの岩手工場で建物、設備が一部損壊し、操業停止中。地震対策本部を発足し、情報収集や安全確保の対策を進める。
▽高周波熱錬=グループで人的被害なし。いわき工場(福島県いわき市)など各地工場、グループ会社でも15日現在大きな被害はなし。
▽小林産業=東北支店(宮城県岩沼市)、東京支店(千葉県浦安市)で重大な被害。人的災害は今のところなし。事業所の設備や在庫等の被害状況は現在調査中。
▽ホッカンホールディングス=グループの一部事業所で、建物、製造設備が損傷。早期完全復旧に向け取り組み中。
▽新東工業=従業員の人的被害なし。グループ会社の新東Sプレシジョン(神奈川県厚木市)で、建物の一部損傷を確認するも、生産に重大な影響なし。
▽駒井ハルテック=連結子会社の東北鉄骨橋梁・岩沼工場(宮城県)で一部従業員の安否不明となっているほか、建物や生産設備が冠水。12日に震災対策本部を設置し、現在調査中。
▽シンニッタン=従業員の人的被害なし。高萩工場(茨城県高萩市)は津波の直接被害なし。14日に電気が通電し、操業再開に向け総点検中。
▽日鉄鉱業=グループで人的被害なし。尻屋鉱業所(青森県下北郡東通村)は、設備に被害はないが、電力不足で一部操業停止。釜石鉱山(岩手県釜石市)は、設備に被害が出て、操業停止。八茎砕石(福島県いわき市)は、設備に被害はないが、操業停止中。
▽佐藤商事=被災地でのグループ従業員への人的被害なし。グループ会社が保有する事務所や倉庫、その他設備の一部で軽微な損壊が発生したが、重大な影響を及ぼす被害はなし。
▽岡部=東北地方大平洋沖地震による影響について、人的被害はなく、また、同社グループの生産・物流拠点、その他の施設においても、被害は軽微。
▽日鉄住金建材=仙台製造所の生産設備の被害状況などについて、すでに調査活動を開始、今後復旧活動に全力を挙げて取り組み、広畑製造所による代替生産を行うなど、最大限努力すると発表した。当日出勤していた従業員については、無事を確認しており、現在はその他の従業員および従業員の家族について安否を確認中。同社とグループ会社は、地域・行政と一体となり、地域復興に最大限努力していく。
▽日本工作機械工業会=東北・中越地域の工作機械事業所19カ所の被害状況は、人的被害(ケガ)1件、工場建屋の損壊(軽微なものを含む)6件、設備機械への直接的被害1件。「特段の異常なし」が12件と、大きな被害はなかったとした。
ユーザーからは、揺れに起因した設備機械のズレを修正する「レベル出し」への協力要請が各メーカーに多数寄せられている。各社で電話による聞き取り調査なども実施しているという。
▽北海道板金工業組合=各支部の被害状況は、担当者が不在だった稚内を除いた全支部で被害なし。全日本板金工業組合連合会の勝又貞治理事長(勝又金属工業社長、本社=青森市)の無事も確認できている。
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