2011年1月24日

東京地区のNi系ステン冷薄、頭重い展開続く

 ニッケル系ステンレス冷延薄板は横ばい。原料高でメーカー出荷価格は今後値上げとなる公算が大きい。このため、流通仕入れ価格は上昇確実。早期に価格転嫁したい意向だが、国内材に比べ、2―3割程度割安な輸入材に押され、市況は頭の重い展開が続く。

 需要が伸びないため、割安在庫の消化にも時間がかかっており、一部流通による唱え上げも、なかなか浸透していない。SUS304ベースサイズはトン33万円どころで推移している。

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