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2024.10.30
2011年1月19日
高炉メーカーの間に冷延鋼板、電気めっき鋼板(EG)など薄板下工程製品の輸出数量を抑制する動きが出てきた。原料価格の上昇や豪州での水害などを受け、スラブやホットコイルなど上工程製品は、ここにきて価格騰勢の勢いを強めているが、冷延鋼板やEGなど下工程製品は上昇基調ではあるものの、上工程製品ほどの上昇ピッチではなく、1ドル=80円台という円高が定着する中、現状の価格水準では収益確保が難しいためだ。
来4―6月期の原料価格の上昇が必至なだけに、今後、製品市況が上伸基調をたどることは間違いないが、高炉メーカーはマージン確保のため、収益重視の姿勢を一段と強めるものとみられる。
来4―6月期の原料価格の上昇が必至なだけに、今後、製品市況が上伸基調をたどることは間違いないが、高炉メーカーはマージン確保のため、収益重視の姿勢を一段と強めるものとみられる。
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