2011年1月5日

COURSE50、新たなステージへ

 日本鉄鋼業の技術力を結集して開発を進めてきた、環境調和型革新的製鉄プロセス「COURSE50」は、2011年度以降、新たなステージに入る。新しい試験設備を活用した測定・分析に着手することで、開発が本格化する予定。「COURSE50」の開発経緯、今後の展開などをまとめた。

 「COURSE50」は、日本鉄鋼連盟、新日本製鉄、JFEスチール、住友金属工業、神戸製鋼所、日新製鋼の高炉5社と新日鉄エンジニアリングが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて、鉄鉱石の水素還元によるCO2排出抑制と、高炉ガスからのCO2の分離・回収によって、CO2排出量を約30%削減する技術を開発するもの。研究期間として、「フェーズ1(ステップ1)」は08―12年度の5年。30年頃までに技術を確立し、高炉関連設備の更新タイミングを踏まえて、50年頃までの実用化・普及をめざしている。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社