2010年12月7日

新日鉄と伊藤忠丸紅、アフリカ鋼板需要捕捉 冷延ミルに出資

 新日本製鉄と伊藤忠丸紅鉄鋼は6日、サファルグループが経営するナイジェリアの冷延ミル、ミッドランド・ローリング・ミルズ(MRM、本社=オグン州アベクタ)にそれぞれ300万ドル(約2億5000万円)出資すると発表した。

 原板ホットコイルの安定供給先確保とともに、今後の発展が期待されるナイジェリアなどサブサハラ地域(サハラ砂漠以南)の建材用鋼板需要の捕獲が狙いで、原板ホットコイルの半数以上を、新日鉄が供給する見込み。2008年にはサファルグループが南アフリカで運営するリロール事業にも両社は出資しており、新日鉄にとってアフリカで2拠点目の提携先となる。

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