三菱商事の金属グループは鉱山業において、より主体的に取り組む資源ビジネスモデルを、さらに進めていく考えだ。
豪資源開発子会社の三菱デベロップメント(MDP)を核に、鉱山運営のノウハウを非鉄や豪州以外の地域に応用する体制を整備している。専門性を磨きながら、原料炭、鉄鉱石など鉄鋼原料に加えて非鉄金属を含めて、資源開発プロジェクトで過半数など影響力を発揮できる権益を確保し、操業を含めて主体的に運営できる体制をめざす。
日本企業としての信頼性、販売力や総合力など商社の強みを生かし、資源会社とは異なるモデルを構築し、供給力の確保、収益力などあらゆる面でより強い事業基盤を築く考えだ。