2010年11月1日

東京地区のNi系ステン冷薄、実需不振で頭重い

 ニッケル系ステンレス冷延薄板は横ばい。原料価格の上昇に伴い、メーカーは契約および出荷価格をさらに引き上げる可能性が高いが、実需に力強さがなく、市況は伸びを欠く。流通では一時的に在庫を絞ってきたが、先高を見込んで買い増す動きも一部では見られる。ただ、半導体関連など、需要産業の生産調整が顕在化しており、市中の荷動きも活発ではない。SUS304ベースサイズはトン33万円どころ。

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