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2024.10.30
2010年11月1日
9月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比0・9%、3万4000トン減の381万トンとなった。3カ月ぶりに減少し、在庫率も前月の2・08カ月から2・04カ月に改善したとはいえ、過去10年の平均減少幅が約7万トンであることからみると、減少ピッチは緩やか。
円高影響などでこれまで需要をけん引していた自動車など、製造業の活動が減速するなか、新日本製鉄では「まだ警戒域から脱しきれていない。現在の実需水準からみると、適正在庫は350万―360万トン。とくに熱延鋼板は多い。メーカー各社はあらためて実需見合いの生産を徹底させていく必要がある。新日鉄としても生産を絞る」(薄板営業部)と話している。
円高影響などでこれまで需要をけん引していた自動車など、製造業の活動が減速するなか、新日本製鉄では「まだ警戒域から脱しきれていない。現在の実需水準からみると、適正在庫は350万―360万トン。とくに熱延鋼板は多い。メーカー各社はあらためて実需見合いの生産を徹底させていく必要がある。新日鉄としても生産を絞る」(薄板営業部)と話している。
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