2010年10月25日

日新製鋼、圧延の競争力強化 呉・周南の設備更新

 日新製鋼は、生産能力および製品品質の向上をめざし、呉製鉄所と周南製鋼所で進めている圧延設備リフレッシュ工事の戦力化によって、中・長期ビジョンとして掲げる「グローバルマーケットでの大競争時代を勝ち抜くことができるコスト競争力、品質競争力の確立」を推進する。102億円を投入する呉製鉄所の熱間圧延設備リフレッシュでは、第2熱間圧延機のダウンコイラーを増強することで、月間生産ベースで現行比5900トンの増産を可能にする。

 周南製鋼所では、ステンレス鋼板用冷間圧延タンデムミル(3ZM)の入り側レーザー溶接設備を更新することで生産効率を向上させ、月間圧延量を1万トンアップし、4万トンに引き上げる計画だ。

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