2010年10月15日

薄板、アジア市況に天井感

 アジアの薄板マーケット市況に天井感が出ている。中国ミルが9月、10月と値上げを打ち出したことで、日本高炉は10月積みでは若干の値上げを浸透させたケースもあるようだが、中国最大手ミルの宝山鋼鉄は11月の国内販売価格をホットコイル、冷延コイルなど主要品種で据え置いた。

 高炉筋では「10―12月期の原料価格が値下がりしたことで、将来への不安などから需要家、流通業者などが最低限必要なものしか購入しなくなった。需要はあるものの、メーカーが潜在的な過剰能力を抱える中、流動的な展開が続く」とみている。また国内についても需要不振から店売り市場は軟化しており、方向感の定まりにくい展開だ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社